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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

僕のヒーローアカデミア HEROES:RISING 感想

 これ劇場版第3弾どうするの? 第2弾超えられるようなネタはないでしょってくらい終始面白かったです。脚本、ボンズ、その他諸々の本気を垣間見た作品です。これは暴力ですよ暴力。僕上映中何度か席から浮きましたからね。

 

 

 劇場版って尺が短いので、必要最低限の導入さえ済ませたらあとはバトルバトルバトル!!! でいいんですよ。僕はそう思っています。前作のヒロアカの映画は終盤はむっちゃ面白かったんですが前半は正直つまらなかったんですよね。事件が起こるのが遅いというか。

 今作は最高の導入でしたね。今の環境をテンポよく説明し終えたらすぐにヴィラン。あとはバトルのラッシュ。加速していく展開に、最後は予想だにしなかったことが起こる。詰め込みすぎです。1本の映画の中に本来3本にわけてやるような面白さをギュッと凝縮させた今作。面白さは飽和してます。

 今回僕がすごいと思ったのは沢山あるんですが、まず20人もいる雄英高校1年A組に一人残らずスポットを当てた脚本です。実際に見に行った人ならわかると思いますが、今作全員漏れなくカッコよかったですよね。凄い。例えば、ワンピースのスタンピートはキャラが非常に多く出ていましたがいまいち活かしきれなかったという感想を僕は抱きました。今回のヒロアカは20人全員が死ぬ気で戦っていました。今作の映画のコンセプトは、「全員でオールマイト一人分、なんとか頑張ろう! 全員の力を合わせたらオールマイトの後継になれるかもしれない」だそうです。このコンセプトは確かに僕に伝わりました。全員で戦いつつ主要なキャラがもう一段抜けてる、僕が本気でこれはピンチだ、ここであのヒーロー来いって思うと、出てくるんです。この気持ち分かりますかね。例えば、早くデク来い! って思うと出てくるんです。鳥肌が立つんです。こんな展開がいくつもあります。みんなが協力して、最後にメインのヒーローが倒すんです。こんなの盛り上がらないわけがないです。

 次、死闘を描くのが上手かったです。本気で敵わないじゃんって何度思ったことか。何度も何度も苦戦するんです。皆ボロボロです。所詮映画の中なのに原作に匹敵するくらいボロボロになります。ヴィランに容赦がないです。だから凄く盛り上がったし、本気でヒーローを応援しました。応援する気持ちって大体どうせ勝つんだろうなって内心思いながらするのがほとんどです。今回僕は何度か浮きました。前のめりになりすぎて。特にデクと爆豪については何度もムリじゃんむりじゃんって思いました。どうせ後でヒーローがくるんでしょって何度も思いました。しかし、助けはやってこなかった。だから最後、僕がガチでドン引きした最終決戦が血が沸騰するくらい面白くなったわけです。

 最後に最終決戦について。てか、最終決戦何度もしすぎ笑。何回僕の心を掻きまわすんですか。これが最終か? まだ続くの? まだあきらめないの? え? え? まだ続……ええええ!? 終盤これでした。きっと来場者皆そうだと思います。何回も手に汗握りました。ああなるほど、これは最終回にもってきててもおかしくないわって思いました。作画もきもかったです。最後なんて、あれ何してるんですか? 勢いで描きすぎでしょめっちゃ興奮するやんけ! 

 ヒーローって諦めないからヒーローなんだなって思いました。

 最後のバトルは破滅だな、なんて思いました。それはデクと爆豪を指しているのか、それとも作品を指してるのかは分かりませんが。守って助けるとか、勝って助けるとかの次元では無かったです。何が何でも助けるでした。たとえ破滅の道を辿ったとしても。暴走してました。全身全霊命を懸けてでしたね。だから僕はドン引きしたんです。まあ、ワンフォーオールを託すなんてネタをぶっこんだ時点でもう8割がた引いていましたが。ドン引きです。もちろん褒めてますよ?

 

 すごくよかったですよだから。このすばの劇場版も面白かったんですけど、やっぱ男の子なのでこういう映画はすこすこのすこなんです。今年の締めくくりに見れてほんとによかったです。絶対円盤買います。ありがとうございました、こんな映画を作ってくれて。