正直面白かったです。
端書き
プレイ時の熱中度は高かったです。終盤は駆け足で終わったのが残念でしたが、序盤の掴みや中盤のシナリオ展開はとても面白かったです。
ただ、ボリュームは少なかったです。フルプライスとは思えない量でした。もっとシナリオを充実して終盤の締めをしっかりしていたら、もっと面白くなっていただろうなと思いました。世界観はとても面白かったです。
エッチシーンはあんまりでした。ただ、ルートごとで他のヒロインが強姦され殺され退場していく展開は予想外でぐっと引き込まれました、もやもやしますけど……。
この作品はルートロックが掛かっています。それも1人ずつ攻略順が決まっています。この攻略の順がこの熱中度に拍車をかけていたと思います。シナリオがじわじわ展開していく感じが良かったです。
信乃ルートとラスティルートはヒロインといちゃいちゃするシーンもありましたが、裕佳梨ルートと藍香ルートはヒロインといちゃいちゃするシーンが無かったので、もっとヒロインとの描写も増やして掘り下げて欲しかったです。世界観を描写しているだけのルートだったのが残念でした。
個別ルート感想
ラスティ
トゥルールートだと思います。終盤は駆け足気味でいまいち謎が解けなかったのがもやりますが熱中度は高く面白かったです。ラスティとのイベントシーンも(他に比べて)多かったのも良かったです。
信乃
僕は一番好きなルートです。主人公がヒロインと出会って成長する展開が好きなんです、それもヒロインとともに苦難を乗り越えて2人で答えを見つける展開が。
信乃も可愛かったです。いつもはおどおどしてるのが、恋愛に関しては妙にぐいぐいくる女の子は可愛いというか小動物系ヒロインの魅力の一つだと思います。
結局主人公の取り巻く環境は変わっていないんだけど、今の主人公とヒロインならきっとうまくいくだろうと思わせてくれる終わり方は見ていて気持ちの良いものだと思います。
裕佳梨
このゲームの世界観を説明してくれたルート。もっと裕佳梨との過去の話とかあったら評価は違っていたと思います。短いのでいまいち主人公が裕佳梨と結ばれるのに違和感を感じます。
終盤は胸糞ですね。主人公の父親がクソなのは分かっていましたが、裕佳梨の母親も大概ですね。裕佳梨ルートをやって、このゲームがただの純愛では終わらないことを知りました。にしても、信乃ルートの途中で裕佳梨が姿を消したことや、その後裕佳梨が体験することを考えると、信乃ルートの裏ではそんなことが行われていたのかって怖くなりますね。あれ、信乃ルートや藍香ルートでは主人公の父親の精奴隷になるんですよね……。
藍香
裕佳梨ルート以上に主人公と結ばれるのに違和感を感じるルート。むしろこの作品の世界観をさらに掘り下げたルートでした。このルートまでくると、信乃ルートがそれだけ幸せな世界だったのかに気づきます。
以上。ここから下は自分用のメモ書き程度にこの作品の考察を書いていきます。
考察?
結局ラスティの過去について詳しくは明かされなかったのは残念です。ただ、所々の伏線から類推することは可能だと思います。
結局主人公は元は天使だったけど人間に憧れ自ら翼をもいだ、だからいつも己の生きてる意味について自問していたのは分かったんですけど、主人公の記憶が無くなることやラスティが過去に犯した主人公に対する(?)罪については分からないです。でも主人公は何度も転生しているっぽいですね。そして、ラスティはそれについて「見つけた」と言っていました。ラスティが序盤でポロっと言ってた過去の話も関係してきそうですね。ラスティの言っていた歌を歌っていた天使が多分主人公のことですかね。
主人公は自分のことを思い出してもまたいずれ忘れてしまう、そして上記のことの謎については全く分かりません。誰かの考察を読みたいですけど、全然感想記事が無いですね。わんちゃんこれが初記事かもですね。