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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis 感想

 

 エロゲという媒体だからこそ表現できる作品ってのは、それだけで尊いんよな。昨今では特に。

 

 

 

システム面

 オートモード継続機能無し

 ボイスカット有無     

 ショートカットキー有り  

 淫語モザイク無し    

 ウィンドウ透過率変更可能 

 BGV有り

 

Hシーン内訳

  みのり

 触手、破瓜、腹ボコ (宇宙服、全裸・)

 (男複数)張り付け固定、性器検査、機械挿入、電流、放尿 (全裸)

 オナニー (衣装・トイレ)

 拘束、乳揉み、手マン (制服・廊下)

 (司令)オナニー、フェラ (衣装・トイレ)

 晒し、局部器具装着 (全裸)

 (司令)フェラ、対面座位 (制服・トイレ)

 (司令)フェラ、対面座位、あなる挿入 (制服・トイレ)

  スマタ、背面座位(アナル)、破瓜、輪姦、2穴刺し、2本挿入、イラマチオ (衣装、全裸)

 (光臣)まんぐり挿入 (全裸・ラブホテル)

 (光臣)背面立位 (秘書服・社長室)

 拘束、局部薬品投入、管挿入、放尿、脱糞 (全裸)

 拘束、改造クリ弄り、改造乳首弄り、輪姦、挿入、スパンキング (全裸)

 輪姦、背面立位 (制服)

 輪姦、後背位、フェラ (全裸)

 (キャラハン)背面立位、射乳 (制服)

 2棒フェラ、射乳 (全裸)

(キャラハン他)輪姦、騎乗位、フェラ、アナル挿入、射乳 (私服)

 (悟他)輪姦、騎乗位、アナル挿入 (全裸)

 拘束、薬品注入、輪姦、腹踏み (全裸)

 (光臣)愛撫、正常位 (全裸)

 輪姦、2棒フェラ、駅弁(アナル挿入)、射乳 (全裸)

 (光臣)正常位 (全裸)

 (光臣)69 (全裸)

 触手、挿入、放尿 (全裸)

 拘束、触手貫通 (衣装)

 搾乳機、後背位 (全裸)

 

 

  七虹

 (司令)対面騎乗位(全裸・司令室)

 輪姦 (全裸)

 パイズリ (セーラー服)

 

  イリューシャ

 (司令)乳揉み、あなる弄り、背面立位 (全裸・司令室)

 晒し、局部器具装着 (全裸)

 (司令)69、まんぐり挿入 (チャイナ服・司令室)

 

  キルケ

 (副司令)背面立位 (制服)

 

  みのり×七虹

 ぺニバン(七虹)、後背位 (全裸)

 

  みのり×イリューシャ 

 キス、貝合わせ (全裸・部屋)

 

感想

 エロとエグさとシナリオがどれも良くて面白かったです。エグイ世界観や展開、合間合間に挟まるエッチシーンとシナリオのおかげで、”ほぼ” 終始熱中して楽しむことができました。

 

 システム周り。これはお世辞にもあまり良いとは言えないです。オートモードがエンターキーで終了したり、バックログジャンプが無かったり、バックログが見にくかったり……。何よりエンターキー長押しでスキップは駄目です。これが前述した点で大きく響きました。誤って長押しして戻ろうにも、バックログは見にくいしジャンプも無いしで中々ストレスでした。

 

 エロシーン。数はありましたが、CGの使いまわしが多かったり尺が短かったりと、実用面で考えると不十分だと思います。しかし僕はエロシーンを、シナリオにアクセントを足すため、エロシーンというよりはシナリオの一部のように感じたので、まあそこまで不満は無いです。エログロの世界観なのを鑑みれば、コンスタントに凌辱シーンがあるのはむしろ当然だし、CG使いまわすのもまあしょーがないかなと思いました。そこまで取り立てて言う事でもないのが僕の感想です。

 ただ、雌豚になった女が部屋の隅で糞尿を排するシーンや、みのりが尿と糞を垂れ流すスカトロシーンくらいは準備してくれ。台詞に沢山うんちって単語が出るのに、スカトロシーンが実質1枠しか無いのは許せないです。

 あと、みのりの立ち絵で勃起乳首やら肥大クリトリス等の、改造されたみのりの立ち絵は欲しかったです。

 

 共通パートは本当に熱中してプレイしていました。世界観が重厚で、それだけでグッとくるんですよね。最初は否定していたみのりが、徐々になし崩し的に施設に染まってえっちになっていくのも良かったです。特殊強化装備が特にえちえちで好きです。あと、みのりがキニスン司令に徐々に虜になってくシーン好きです。何気に共通パートのエッチシーンが一番僕好みだった気がします。

 

なにより共通パートの魅力は、みのり・七虹・イリューシャの3人の友情だと思います。劣悪な環境に屈しないように、3人が寄り添って耐え忍ぶのは、見ていて美しくさえ感じました。僕はクソ雄なので、3人が犯されているのを見て酷く興奮しましたが、それでも負けるな―! と応援してましたよ? みのりの愚直さが煩わしく感じることもありましたが、七虹とイリューシャがそれを上手い具合に緩和してくれました。ていうかイリューシャ好き。

 愚直なみのりが、しかし勝てなくて返り討ちに遭うのも弱っちくて良かったです。女性は基本全員弱くて男性に消費されていくのですが、その中で必死に耐えつつも徐々に妥協し快楽に堕ちてく過程が良かったです。みのりは正義感が強くて愚直なので人一倍男性に消費されますが、それによって壊れても2人に支えられまた復活する展開はカタルシスを感じました。何度ももがいて3人が互いに支え合って、それでも環境は変わらない、無力感とある種の人間賛歌が魅力かなと感じました。

 

月ルート

 僕は月ルートが一番好きなのですが、それは共通パートで描いた魅力を損なう事なく、舞台である地球でそれを上手に昇華させた点が非常に良かったと思います。

 月ルートの凄い点は、共通パートで創り出したカテドラルの環境を地球に置き換えてしまう点だと思います。舞台を宇宙から地球に変えることで一気に現実味が増し(誇張表現)、シナリオに没入する羽目になります。宇宙でも地球でも、カテドラルでもカテドラルじゃなくても、程度の差こそあれ現実でも、女性は男性に消耗されてるってのミソだと思っています。そんな中、カテドラル内では圧倒的存在だった男性に対して成す術は無く、ただ消耗され尽くすのみだった女性が、地球ではつまり現実では、戦えると。つまり消耗されるだけの存在では無いと、文字通り女性のみの力で困難を打破する展開に、至高のカタルシスを覚えるわけです。

 月ルートでは、光臣でさえカテドラル側の男性、女性を消耗する側の男性として描くのが凄く好きです。それもカテドラルの男性のようなただの肉の棒で無く、みのりを愛してるこその束縛からくる消耗。酷くありがちなドラマではありますが、これまでの男の言動をただのファンタジーとして描くのではなく、実際にあり得るかもしれないリアリティな側面をも見せるのが恐ろしくも面白かったですね。

それでも、他の肉棒とは違い魅力の詰まった良いキャラクターでした。

 

 あと、麗残雪好きです(小並感)

 

天使ルート 

 正直途中でモチベ消失しかけました。イリューシャは死ぬし、七虹も死ぬし、結局みのりも消費され尽くしますし……。女性キャラが消耗され尽くし、退場し世界は救われるというなんともいえないエンディングでした。

 酷な言い方をすると、みのりが途中で妥協してしまった結果だと思います。そういう意味では ”女性よ闘え” がメッセージの一つですかね? 

 鬱、鬱、鬱、鬱、うーーーん。な展開なので、途中ダレました。なかなかしんどかったです。月ルートではドラマチックに描いていた3人の友情が、天使ルートでは薄氷みたいに割られます。ていうか、イリューシャのいなくなった2人だとこんな結末迎えるなんて、イリューシャの存在の偉大さを改めて思い知ったし、七虹単体だとポンコツなのがバレてしまいましたね。

このルートでの七虹のネガキャンは正直とまらなくなるのであまり突っ込みたくないですが、このシーンは「ほんっ……、おま、まじッ」ってなりました。

 

 

このルートでは、C.Cの目的等世界観の設定に対する解が描かれていました。正直「おおいなるもの」や「ちいさきもの」、「とるにたらないもの」について完全には理解出来ませんでした。キルケの動機も正直いまいちピンときていないです。

 このルートでは、女性・男性・C.Cの3組が登場しますが、いまいち何が言いたかったのかもよく分からなかったです。最も恐ろしいのはC.Cでなく安全圏から女性を消耗し食い漁っている人間、というのを伝えるには、C.C側の凌辱が強すぎて人間側の恐ろしさが伝わってこなかったです。地球に住む男性が魔法少女を直接消耗するシーンは、共通パートでしか無く、その後はカテドラル内の男性に乗り移ったC.Cによる凌辱ばかりなため、女性・男性・C.Cの3組から成すメッセージ性は弱く感じました。

 天使ルートは月ルートと違ってC.Cも登場するので、それも活かした強いメッセージ性を期待していたんですが……。

 

 あと、みのりが自分のことをカテドラルの人間と同じって告げるの、光臣君だけは今までの人間とは違うって理解するの、流石に酷じゃありませんかあ? それがこのルートで何よりエグイと感じました。