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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

ノラと皇女と野良猫ハート 感想

 

 

 ノリとテンポが好きで終始楽しみながらプレイできました。僕はこういう会話が好きなんだ。

 

 

 

システム面

 オートモード継続機能有り

 ボイスカット有無     

 ショートカットキー無し     

 ウィンドウ透過率変更可能 

 BGV無し

 

Hシーン内訳

  パトリシア

 乳揉み、クンニ、まんぐり挿入(破瓜) (衣装、全裸・主人公部屋)

 フェラ、オナニー、手マン、放尿、後背位 (私服、衣装)

 対面騎乗位 (衣装) 

 手マン、潮吹き、側位 (制服・保健室)

 背面立位、正常位 (水着、野外・野外)

 

  パトリシア×ルーシア

 キス(パトリシア)、パイズリ(ルーシア)、正常位(ルーシア・破瓜)、手マン(パトリシア) (下着、全裸)

 

  パトリシア×ユウラシア

 フェラ、騎乗位(ユウラシア・破瓜) (全裸・お風呂場)

 

  黒木

 愛撫、パイズリフェラ、対面騎乗位 (全裸・主人公部屋)

 腋コキ、乳首バイブ、対面座位 (体操服・ラブホ)

 愛撫、後背位 (水着、全裸・お風呂場)

 フェラ、片足上げ立位 (エロ下着、全裸・お風呂場)

 

  シャチ

 授乳手コキ、正常位(破瓜) 

 パイズリフェラ (全裸)

 手マン、セルフ乳吸い、指舐め、対面騎乗位 (全裸・お風呂場)

 手マン、まんぐり挿入、背面立位 (制服、全裸・野外)

 乳揉み、手コキ、パイズリ、フェラ、背面立位 (スク水、野外、シャワー室)

 

 

  明日原

 キス、愛撫、正常位(破瓜) (私服、全裸・主人公部屋)

 手コキ、フェラ、対面立位 (水着・風呂場)

 愛撫、クンニ、手コキ、背面立位、放尿 (制服、下着、全裸・教室)

 パイズリ、手マン、アナルバイブ(しっぽ)、対面騎乗位 (コスプレ)

 

感想

 

明日原

 良かったです。あっすーも主人公もカッコよくて、二人が互いに想い合ってる関係性はとても尊かったです。下ネタ言いあえる女ってエロゲヒロインって感じがして良かったです。危うく僕もリアルの女の子にLINEで下ネタぶっこもうと思いましたが、ギリギリ踏みとどまりました。現実とエロゲは違う……。

 主人公がネコになって、ネコ越しにあっすーの想いを知ってしまう展開はベタですが良かったです。携帯の待ち受けにするところとか主人公に対する想いの大きさとかが、恋する乙女のそれで萌えでした。

 最高に萌えだっただけに、あっすーと主人公が付き合うシーンは盛り上がりに欠けました。あっすーが主人公のこと好きだけど主人公からの告白を避けてた理由が、自分と付き合っても良いこと無いからだったので、それを上回るくらいあっすーのことが好きだっていう主人公のカッコイイところが見たかったです。最初主人公は、あっすーを一番近くで護るために付き合うって言いだしていたので、その義務感みたいな感情から純粋な好意に発展する様を見たかったです。なんか階段を一段踏み外したみたいな感覚になりました。

 あっすーと付き合いだしてからは普遍的な学生の恋愛って感じがして(学生の恋愛したことないけど)、僕も女の子と付き合いたいと思いました(小並感)。ネコの出産を通して将来の妊娠のことに考えを広げるのが家庭的で良いと思いました。

妊娠のこととか、体育祭で近所の子供を預かることになって弁当を作ったり、実際体育祭に参加したりとか、結婚した後の夫婦としての未来に目を向ける展開が多くてエモでしたねぇ。

 

 あっすーの髪を燃やしたり、色々ストレスだったカスをしばく展開もちゃんとあってすっきりしました。しかし、僕はあのカスの腕の骨折れよと思ってしまったので、僕はあの最高の友達の輪の中には入れないんだなぁと思ってとても悲しくなりました。

 

 あっすーの優しい心にも触れることができてとても良かったです。色々ありますが一番好きなのはこれです。

すごくあっすーらしくて好きです。

 

シャチ

 普通でした。付き合うまでは良かったですけど、付き合いだしてからが微妙でした。

 家族として、亡くなった母親の代わりになろうと振舞うシャチと主人公のぶつかり合いは、互いが大事にしている想いの大きさ故のそれで、そこにドラマがあったので良かったです。回想を交えて、まだ主人公の母親が生きている頃の3人も見ることができて良かったです。

 シャチが主人公の母親の代わりになろうとするのは、主人公のことが好きな気持ちの裏返しなのが分かってからの、このシーンはグッときました。

 

 主人公の告白シーンもエモくて好きです。シャチが家系図を用いて、なぜ自分が母親になろうとしているのかの考えに対してのアンサーにもなっていて良かったです。

 

 付き合いだしてからは特に何もなかったのが残念でした。シリアス展開が無かったのは悪いことでは無いですが、ボリューム不足なのかあっという間に終わった気がしました。もっとシャチといちゃいちゃしたかったです。なんとなく、エッチして終わった気がしました。

 ただ、エッチシーンはえちえちでしたし、何より淫語がえちえちだったので満足しました。シャチの口から聞く抜き穴、エロすぎです。

 

黒木未知

 良かったです。

 重い女は正直あまり好きじゃないですが、みっちーみたいな重いけど弄りがいのある女の子は、その重さも魅力の一つとなっていて可愛いと思いました。

 ただ、長かったです。恋を知らないみっちーと一歩ずつ恋人としての関係を進めていく過程が丁寧に描かれていてそこは良かったです。しかし、このルートのシリアス部分であるみっちーの母親とのいざこざが、なかなか進展しなくてヤキモキしました。所々に不穏な空気は出してくるのですが、そこからなかなか進展しなくていつ解決するんだ! って思いました。

 親と子供の擦れ違いがテーマになっているエロゲは多々ありますが、みっちールートは子供は親の言いなりだとある種諦めているのが良いと思いました。親の束縛に抵抗して自由を勝ち取るワイルドさも好きですが、親は子が大事だから束縛したがり子はそれに抵抗してはいけないという、一つ上に達観しているこのルートも好きです。みっちーと主人公はもっと自由に恋愛したいがために親に反抗し、それを周りの友人が達観した考えで抑えるという構図がとても良かったです。みっちーが金髪にしたり、主人公の家に住もうとしたり、2人でアパートを借りて同棲しようとしたり、そういう子の我儘が叶うのも良いですが、それを正論で容赦なく打ち砕くのも、現実的で好きです。特にシャチとノブチナ。

 みっちーの告白シーンも好きです。共通部分で出てくる痛々しい恋の詠唱が、あそこまでエモエモになるの最高……。僕も告白するとき使おう。

 

 面倒くさいみっちーを周りが弄ったり周りのボケをみっちーがツッコんだりととても楽しかったですが、少し冗長にも感じました。他ルートではあっさり解決する主人公のネコ化の解除に時間がかかったり、ヒロインがネコになったりまた主人公がネコになったりと、クドく感じる場面もありました。

 あと、散々引っ張った母親との和解がしょーもなすぎて、それは冷めました。もっとぶつかって母親としてのプライドを見せて欲しかったです。

 

パトリシア

 とても面白かったです。パトリシアがとても可愛かったです。最初はこの世界のことを何も知らず滅ぼすために来たのに、人を通じてこの世界の魅力を知り、そして恋に落ちていくのがとても良かったと思います。読み手からしても、パトリシアを通して改めてこの世界の魅力を知ることができたのも良かったです。

 元々は死者であるパトリシアが恋に落ちることで、ドキっと心臓の鼓動が生まれ死者から生者になるのがまずおしゃれな設定で好きです。そしてパトリシアの心臓の鼓動を止めるためあらゆる手で阻もうとしても、恋の力で打ち勝っていくのが王道展開で好きでした。僕もパトリシアが好きでガチ恋していたので、その恋の力で強大な力と戦う展開に己を重ねていました。俺がパトリシアを守護る。

 パトリシアは黒木と違って愚直なので、まっすぐ好意を示してくれるのもストレス無くて良かったです。面倒くさいあれこれが無く、100%でパトリシアとイチャイチャできたのも良かったです。ストレスフリーでイチャつけるの最高。

 そもそもパトリシアの告白シーンが個人的にエモでエモかったです。

この返しがパトリシアルートでの最適解だと思っています。主人公に好意を示しつつ皇女としての気品を残したこの台詞、優勝です。

 

 あと俺はキスが大好きなので、キス魔のパトがとても好きです。

一々台詞がエチすぎてさすがエロ皇女って感じ……。俺は基本Hシーンの内訳にキスは含まないようにしているんだけど、パト×ルーシアのHシーンでのパトのキスでイったので、特例で明記しました。

 Hシーンで語彙が溶けてしゅきぃとか赤ちゃんみたくなるパトも可愛かったです。パトルートのエッチシーンは3Pもあって本当に満足しました。姉妹丼最高なので他のエロゲも見習ってほしいかも……。

 

 シリアス部分も恋のパワーでいちゃいちゃしながら、シリアスだからと重くならずに進んでいったのもストレス無くて良かったです。ルーシアは最初あまり好きじゃなかったんですが、ルーシアの過去と3姉妹でも立ち位置、そしてルーシアの想いを知るととても大好きになりました。長女ってどうしてあんなにカッコよいのか。パトを内心では嫌っててもおかしくないのに、気高いと思いました。

 ラスボスのパトママは絶対重くなるだろうなぁと思っていたので、全然そんなこと無くて良かったです。パトルートでストレスだったのはユウラシアだけでしたね。ユウラシアは普通に俺の嫌いなクソガキだったのできつかったです。

 

 ストーリーとしても、主人公がヒロインのために身体を張る展開は俺の大好物だったのでとても満足しています。パトリシアと別離するときの主人公の台詞がカッコよくて特に好きです。最初は世界を滅ぼすためにやってきたパトになぞって、今度は主人公が世界を滅ぼしにやってくるって展開が熱かったです。オタクって、ラストの展開が冒頭をなぞるの好きだと思います。俺は好きです。

 

 恋をテーマに、死者と鼓動を絡めて物語を紡ぐのがとても素敵でとても面白かったです。