あとがきまで読んだ後僕は少し取り乱しましたが、皆さんはどうでした?
内容にケチをつけたいわけではなく、次巻で最終巻という事に僕は大いに不満を持ったわけです。
今巻のラストでようやく時雨は報われます。これはおそらく読者が一同に望んでした展開のはずです。ここから、晴香と隠れて付き合うのか、はたまたもっとすごい展開になるのか。
第1部が終わって、次巻から第2部が始まるのかと、僕なんかはそんな期待をしていましたあとがきを読むまでは。
次巻が最終巻って、僕は時雨が幸せにならなかったら許しませんよ。そしてそれは1巻で満たされるものなのか疑問です。
まあ、結局は過激なファンがまだ終わって欲しくないと駄々をこねているだけなのですが。でもきっと、次巻最終巻に納得のいっていない人、他にいるんじゃないですか?
ダラダラ続けるよりキレイに終わるほうが良いって思う読者もいると思うし、実際僕も普段だとそっち派なのですが、ことラブコメに関してはダラダラ続けても良くない? って思い始めてきたところです。
サブタイトル
第二五話 むりやり×reスタート
第二六話 なやめる×ブラザー
第二七話 ひやあせ×ミートアップ
第二八話 なかよし×テンプテーション
第二九話 ぴったり×30min
第三十話 突然×シンデレラ
EX1 信頼という残酷
第三十一話 もやもや×サマーフェスタ
EX2 魔法が解ける夜
第三十二話 初恋×バッドエンド
第三十三話 まじわる×シスターズ
あらすじ
どうして俺は、
晴香と出逢う前に、
時雨と出逢えなかったんだろう。
恋愛観の違いから初めての恋人・晴香と衝突してしまった翌日。
彼女が結婚まで視野に入れて二人の将来を考えてくれていたことを知り、俺はあの夜義妹・時雨に頼ってしまったことを後悔した。
でも、時雨は俺の謝罪を受け入れるどころか、いままでのことを脅迫材料にしつつ、これからもアタックすることを宣言する始末で――
「後戻りなんてさせない。絶対に。忘れさせてやる」
彼女と妹による自宅訪問、買い物デート、そして夏祭り。
抑えきれない感情が溢れ出す“不”純愛ラブコメ第三巻!
Amazonより抜粋
感想
3巻でも、一切の隙無く晴香を嫌なキャラクターとして描いてくれてとても助かりました。これで心置きなく時雨を応援できるからね! 最後の晴香の表情はとても捗りました。
あと、鈍感な僕は3巻を読んでようやく違和感の正体も理解することができました。
主人公も結構ウザいですよね?
もしかしたらもっと前から薄々感づいていた気がしなくもないですが、今回ではっきり理解しました。晴香も歪んでるけど、主人公も相当歪んでいます。
晴香がデートより撮影を優先したところでラノベを二つに割いてやろうと思いましたが、主人公がその後へらへら取り繕ってるの見てラノベを二つに割きました。
あと、晴香がプロデューサと会うとき、これがAVの撮影だったらいいのに……って思った人は一緒に酒飲んだら盛り上がれそうな気がします。
つーか、最後やっと時雨が報われて本当に良かった。あの挿絵は心にグッとくるものがあります。これまでずーっとうだうだしていた主人公ももうやっと最後、選んだか。