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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

STEEL 感想

 重厚なストーリー、壮大な世界観、光るバトル演出、容赦のない展開、プレイ後はやるせない気持ちにさせてくれる神ゲーでした。

 

 

 

 ベスト3に入るくらい面白かったです。久しぶりに寝る間も惜しんでプレイしました。

 アニマ、アンビエンス、世界、航路、領域、アザーズ、ボソン、ポイオン、etcと訳の分からない単語がたくさん登場しますが、これらはこのゲームがボイス無しで30時間オーバーの長編作品のため結構頭に入ってきて理解はできます。この作品は難解でしたが、その理由が単語ゆえだとは思いません。この作品を難解せしめているのは、このゲーム自体の設定だと思います。正直に言うと僕はこの世界観の4割程度しか理解できていないです。また、100%理解することは誰にも不可能なんじゃないかと思います。なんならライターさんも完璧に理論立てて解説することはできないんじゃとさえ思います。重厚なストーリー、壮大な世界観を膨大なプレイ時間によって浸ることでなんとなく理解した気になる。これがこのゲームの楽しみ方なんじゃないかなーと。僕は、このゲームを4割程度しか理解していないと自負していますが、圧倒的分量に酔ってとても満足しています。多分この作品に酔って、自分なりに解釈を残しつつ謎を抱えてモヤるのがこのゲームの楽しみ方なんじゃないかなー。

 

 

 

 一応自分なりの考察を残してみます。

 

 まず智也はアニマになって秋月を護っていたと思います。1人の人間に2つのアニマが共存できるのかについては、俊介の身体に泰司のアニマが入り込んだ点から、後から別のアニマが入り込むことは可能だと考えました。

 俊介に移り、その後有紗へと移った泰司のアニマについては分からないです。なんとなく秋月には移っていない気がします。

 智也は自害したあとどうなったのか。これは明記されていました。アニマとして秋月を監視したあと外周世界に戻りました。外周世界とは構成要素が7つ減った世界。つまり構成要素が存在しない世界で、時間や他との関連のない完全に孤立した世界。外周世界で皆を支えるとあるが、これについてはよく分からないです。干渉できるのかな?

 秋月と智也の子供については、生まれたあとに鉄に変わっていったのだと思います。木箱についてはへその緒だと思ってますがどうでしょう?

 終盤の秋月とこの子。

この少年は智也とは違うと思います。未来の秋月を智也視点で見ている場面で、これを見て智也はもう大丈夫だなと思い、干渉するのを辞めたのだと思います。

うーーーん、この約束を果たすシーン。エモエモですね。

 最初の遭遇戦。あれは智也視点の時間軸(秋月と出会う前)と、秋月視点の時間軸(智也死後)が交わっているのは確かだと思います。この際、智也視点では秋月が虚ろな少女に、秋月視点では智也が四郎になっています。また、秋月視点では最後チラっと智也が映る点から、この現象は外周世界に行った智也の仕業なのは間違いないです。

智也は時間に関係なく干渉できることは証明済みです。じゃあなぜこんなことをしたのか。それは分からないです。ビルに関しては、あそこで俊介を殺すことでフォビアにして秋月を守るためですかね。ちなみにフォビアの意味は ”異常な恐怖”。なんとなく意味は分かりますけど言語化できるまで理解は出来ないです。ちなみにアニマの名前って心理学の言葉からきているらしいですね。メイクストの意味は分からないです。

 有紗が秋月を避けていた理由。これはそもそも有紗が本庄家で何がしたかったのかが分からないと解決しないと思いますが、これは明記されてなかったと思うので分からないです。そもそも有紗は別の世界に行きたくて愛護園を設立したけど、終盤では飢餓で自殺しますしね。分からないです。ここらへんも何か関係あるんですかね。

 アンビエイトについて。これは世界という箱の中を見ている状態のことを指しています。また見ている ”観測者” のことをアンビエイトと呼ぶこともあります。ここでいう世界は三つの意味の中での「アンビエイトというすべての根本をなす存在に常に観測されている空間」のことを指します。つまり智也のことなんじゃないかなーとざっくり僕は解釈しています。

 最後に電話の正体。これは坂口と坂口の母親だと思います。これは他レビューの考察を見て納得しました。遭遇戦での坂口って異常な描かれ方していました。異なる時間軸を行き来しているかのように感じました。坂口等は高次な存在だったと解釈すれば一応腑に落ちる気もします。

 

プレイ時間:32時間43分