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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

蒼の彼方のフォーリズム 感想

 

 あおかなの感想書くかー。

 

 

システム面

 オートモード継続機能有り

 ボイスカット有無     

 ショートカットキー無し  

 淫語無し    

 ウィンドウ透過率変更可能 

 BGV無し

 

評価

システム

 星4

・会話

 星4

・シナリオ

 星4

・えっち

 星2

Hシーン内訳 

  明日香

 愛撫、正常位(破瓜) (制服・明日香部屋)

 69、対面座位 (私服・教会)

 

  みさき

 愛撫、対面座位(破瓜) (制服・教室)

 パイズリ、正常位 (全裸・部室)

 クンニ、後背位 (私服)

 フェラ (全裸・お風呂場)

 

  真白

 愛撫、正常位(破瓜) (制服、全裸)

 パイズリフェラ、対面騎乗位 (私服)

 

  莉佳

 フェラ、愛撫、正常位(破瓜) (制服・部室)

 愛撫、背面座位 (スーツ)

 

感想

 共通パートは皆でわいわい部活をしてる雰囲気がとても心地よかったです。あと、僕たちみたいなFCまったく知らないプレイヤーにも、キャラを通してイチから教えてくれるのが良かったです。

 あおかなは、1話・2話……と区切られていますが、毎話終わると次回予告としてちょっとしたムービーが入るのがアニメ調で新鮮でした。こういうちょっとした手間が逆にモチベに繋がりました。

 夏のインターハイ編は試合なだけあってやはり面白かったです。少しシリアスるのも良かったです。まあ、そのあと莉佳ルートに行っちゃったのでその余韻は無かったようだが……。

 あおかなはSDイラストが可愛いですが、僕は特にこれが好きです。

莉佳ルート

 普通でした。

 付き合いだす前までは少し生意気な性格が個性として出ていて可愛かったですが、付き合いだしてからはそれがナリを潜め落ち着いた優等生キャラになっちゃったので、個性が薄く感じました。

 主人公が莉佳に与えたアドバイス ”楽しめ” が莉佳の魅力を損なっちゃったように感じました。楽しめってアドバイス自体はとても良いと思いますけどね。

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これくらい勢いのある莉佳の方が絶対可愛いと思う。

 

 あと、莉佳の個性が薄かったです(2回目)

 お肉好きとか料理が得意って個性はもっと出して欲しかったです。料理を鍋に入れて主人公の家にやってくるのは良かったですが、それくらいのインパクトを後半でも見たかったです。

 それと、天然キャラもっと押し出してほしかったです。他の3人がキャラとして濃ゆいせいで完全に埋没していた気がします。

 

 シナリオに関しては、楽しむというテーマが分かりやすくて良かったです。最初は真面目だった莉佳が主人公のコーチングを通して楽しむことを知り、対して対称的なラフプレイを行う霞と戦うというもの。

 ただ、共通パートに比べて緊迫感は無かったので熱中度はそれなりでした。テーマがテーマなので仕方ないですが、手に汗握る展開は無かったですね。

 あと、霞のバックボーンをもう少し見たかったです。どうしてラフプレイに走るようになったのかは分かりましたが、霞の回想という形で霞の想いを織り交ぜつつ語られたら、最後の霞が改心するシーンもさらにグッとくるんじゃないかと思いました。

 どうしても霞が莉佳との試合で改心するシーンが弱く感じました。

 

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髪を結んだ霞ちゃん可愛くないですか? 僕はりっちゃんよりさっちゃんの方が好きです。おっぱいもおっきいし(´ω`*)

 

 まあ主人公が莉佳に「俺の前では強がるな」って言って、莉佳が主人公に泣きながら抱きつくシーンは大声で萌えましたけど。

 

真白ルート

 可愛かったです。

 頑張る女の子って可愛いです。あと、恋する女の子も可愛いです。つまり真白は可愛いってことです。酷いことを言うけど、頑張っているのになかなか報われない女の子って庇護欲駆られるんですよ。

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 共通ルートでは主人公を弄る側だったのに、個別では皆から弄られる真白たん可愛い。特に、牡丹さんとの絡みがすこ。

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主人公に好意を感じ始めるあたりからはずっと可愛かったです。最初は否定しつつもどんどん深みに嵌っていく様は萌えだったし、好意を求めてからの嫉妬ぶりだったり空回る様は可愛かったです。

 真白ルートはルート全体で真白の魅力をごり押ししてくるので可愛いシーンって正直挙げればキリがないです。まあ、あれですね。共通ルートで真白とゲームをしながら仲を深めるシーンも好きだったので、個別でも真白とゲームをしながら親交を深めたかったかもしれないです。

 あと、後輩キャラがネコになって甘えてくるのは反則勝ちなのでエロゲの教科書に明記して欲しいです。にゃーにゃーじゃなくにぃにぃってガチなのも好き。

 

 シナリオに関しては頑張る女の子がテーマですよね。最初はみさきと一緒だからFC部入っただけの真白が、部活に来なくなったみさき先輩を連れ戻すために四苦八苦する過程で、努力することの楽しさに気付くといった話。それが、みさきと真白の対比となって描かれていくのはプレイしていて楽しかったです。

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結局みさきに対しての明確な答えだとは思いませんでしたが、真白らしい素直な答えで僕は好きです。

 最初僕は、努力しても天才には届かない、努力したところで届かない壁というのはあるってのが伝えたいことかなと勘違いしていました。というのも、真白が勝てた試合って練習をサボっていたみさきだけでそれも辛勝でした。明日香にも莉佳にも虎魚にも勝てていないんですよ。あれだけ朝練も夜錬もしていた真白が! 真白っていわば他のヒロインと比べると普通の女の子で、普通の女の子がいくら頑張っても報われない残酷な話かと思っていました。

 これは多分間違っていて、みさきに1勝したあの試合からFCの真白は始まるんですよね。どれだけ辛くて報われないことばかりだとしても、努力すれば勝てるってのが伝えたかったのだと思いました。

 

 

 試合に負けて悔しいのに人前では気丈にふるまって、誰の目にも届かないところで一人で泣く真白好き。泣くってことは悔しかったってことで、それだけFCに真剣な、頑張る真白が僕は好きです。

 

みさきルート

 面白かったです。

 みさきが抱えてた感情って普通の人なら誰しもが出会う感情なので、すごく感情移入しました。

 みさきの魅力ってすごく人間臭いところだと思います。負けたくないから逃げる。悔しいから目をそらす。怖いから何か試合が中止になる理由が欲しい。言い訳ばかり。これって、皆心の中で一度は思ったことがあって、でも心の中で留めてる感情だと思います。

これとかすごくみさきらしさを表していると思います。例えば僕だって、僕以外の誰かがコロナに掛かって研究室休みにならないかなって毎日思ってるし。

 こういう共感の嵐ばかりのこの感情を、みさきというキャラで伝えてくるのが最高だと思いました。

 共通ルートではみさきって天才キャラとして描かれています。FCもそうですが、試験の点数だったりとか。こういう一見天才キャラが、僕たちプレイヤーと同じ感情で悩んでいるのが、一種のギャップとなって面白さに繋がっていると思いました。 

こういう泥臭い感情ってノンフィクションなので、心打たれるんですよね。”負けたくない” って言葉がとてもみさきらしいと思います。僕は、負けたくないって気持ちは不安の表れだと思いました。勝ちたいって気持ちは、自分に自信があってすごく試合がしたいっていうポジティブな気持ち。負けたくないってのは自分に自信が持てなくてすごく不安な気持ちだと思いました。
 そんなみさきが最後ここに着地したのも良かったです。

負けたくないは勝つと同義で必死さや余裕の無さが隠れています。勝ちたいは、その言葉の奥に楽しむという感情が隠れていると思います。莉佳ルートで僕が感じたテーマです。

 どっちが良くてどっちが良く無いのか僕にはまだ分かりませんが。

でもこういう考え方も一理あると思いました。試合の勝ち負けは小さな枠組みでしかなくて、スポーツ自体を一つの試合としてみればまだそのスポーツを続けたいと思う限り負けてはいないと。なんだか屁理屈な気もしますが嫌いじゃないです。

 

 みさきVS乾沙希の試合も面白かったです。策を編んでみさきが泥臭く勝つところが凄く好きです。そしてみさきはやっぱり天才じゃないんだなって僕は思いました。天才肌って言葉はみさきのためにあると思います。もしかしたら背面飛びって、何もしらない人から見たら天才だって思うかもしれませんが、みさきの努力を知ってる人から見ると……。やっぱ天才肌ってみさきを表すのにぴったりだと思います。

 天才である明日香は、どうやって乾沙希と戦うのだろう。天才の戦い方、想像がつかないです。

 みさきVS明日香の試合も見どころの一つですよね。みさきルートでは、明日香が何を考えているのか分からない、みさきはそれが怖いと感じていたわけですが、気づくわけですよね。明日香も考えていることは同じって。皆全力で試合をするのが怖いのです。その感情はみさきだけでは無かったって分かるのがシナリオ的には最高に面白い。じゃあ以前のみさきと明日香で違う点はなにかというと、楽しいって思う事なんでしょうね。明日香はFCが好きだと。試合をするのが好きだと度々言っていましたが、それが明日香が明日香たる所以なのが良い。

好きって気持ちは何にも勝るということか。

 

 シナリオに関しては、みさきと主人公は同じものに囚われていて、そこから抜け出せるのかってのだと思います。弱いもの同士の2人ががむしゃらにもがいて光を目指す展開好きです。

 みさきも主人公も同じ感情に囚われていました。嫉妬だけでは言い表せない面倒な感情。その感情から目をそらさなくても歩ける場所にみさきを届けて、その後主人公をみさきが届けるってのがこのルートの本筋だと思いました。

 これは自分のことを認めるってことだと思いました。その面倒な感情を認めて、受け入れる。それが、みさきが届いた目をそらさなくても歩ける場所なのかなと思いました。その感情を無くそうとするのではなく、認めることが大事だったわけですね。

つまりその感情もまるごとふくめて自分のことを好きになることが大事だったんだと思います。その感情を抱く自分が嫌いだから認められないわけで。

で、この感情は明日香も抱いています。ていうか皆抱いているわけですね。それをどうするかは、僕たちの佐藤くん失礼佐藤院さんが言っています。

最高にスポコンで好き好き~~~。

あと、明日香が思う天才とはの答えがすごく好きです。

 

明日香ルート

 微妙でした。

 他のヒロインと比べて、キャラの掘り下げが浅いように感じました。他のルートは主人公の手によってヒロインの内面が描かれ、それを通じて成長するあるいは主人公も一緒に成長していくという展開でしたが、明日香ルートはそれが弱かった気がします。2人で向き合う時間が少なかったのが原因かなと思います。明日香ルートはいろんな登場人物が仲間となって明日香を鍛えていき明日香がどんどん成長していくので、主人公の影が弱かったように思いました。

 しかし、いろんな人が明日香に協力していく展開は明日香ルートの魅力の一つだとも思います。特に真藤先輩と葵先生との試合はとても面白かったです。

 明日香ルートはすごくあっさりしていました。僕はみさきルート終えた直後にプレイしたので、天才である明日香と凡才の昌也との絡みが見れると思ってすごくワクワクしていたのですがね……。

 あおかなは各ルートそれぞれメッセージ性を感じながらプレイしていましたが、明日香ルートはそれも無かったです。それも明日香自身の掘り下げが少ないゆえが原因だと感じました。もっと明日香が抱えてる悩みとか明日香自身について描写されていたら、なにかシナリオが生まれたかもしれないのに。

 あと、個人的に物議をかもした明日香VS乾沙希の試合。僕はダメですね。スポーツものなので、これまで練習した成果で戦ってほしかったです。グラシュがどうのこうのって、すごく冷めました。これまでいろんな人巻き込んで練習していたのは何だったんだろーと思いました。

 FCを楽しむ明日香と、そうではない沙希の対比の構造も少し弱いように感じました。なぜ沙希(というよりイリーナ)はFCを楽しむことに否定的だったのか描写が無かったので、対比も弱かったです。

 沙希との試合、どうして沙希は常に上をとるというFCの新しい戦法を使わなかったのでしょうか。バードケージとグラシュ解放だけだと肩透かしにあった気がします。みさきルートでは背面飛びで攻略したので、明日香はいったいどうやって攻略するのだろうと思っていたので残念でした。ここの伏線を絡めてくれるのかと思っていましたが……。

 あと、最後明日香と昌也が世界大会に臨むシーンも微妙でした。昌也と一緒にFCするシーンで終わっていれば余韻ばっちりだったのに、どこか打ち切りにありそうな適当な締め方で微妙でしたね。

 

 

 グランドルートは短くて正直ふ~んくらいでした。あれってどんな態度でプレイするのが正解なんですか?