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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

さくらむすび 感想(CUFFS)

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 妹ゲー。良かったです。

端書き

 面白かったですが、熱中したかというとそこまでです。

 各ルートにも共通のイベントがあるためほとんど同じシーンを3回読まされたり、BGMや雰囲気が眠気を誘ったり、CGが少ないためどうしても熱中することは無かったです。僕はこのゲームをプレイ中は何も見えていなかったので余計そう感じるのかもしれません。2週目、ネタが分かった状態でプレイするとまた違った面白さが味わえるんじゃないかとは思いました。

 というのも、僕はこのゲームの捉え方を間違えたまま進めてしまったんですよね。このゲームには伝奇モノも少し混じっているんではないかと思ってプレイしていました。例えば、幼いころに主人公と紅葉が出会った桜の霊は桜で、桜は本当は人間じゃなかった、とか。そう、比喩を比喩と捉えずにそのまま迷走して捉えていたんですよね。桜の国とか、演劇での台本とかもそういうのを助長させていたと思います。

 だからネタが分かって、比喩の意味が分かった今では、また違う面白さが味わえると思ったわけです。

システム面

オートモード無し

ボイス無し

ショートカットキー無し

隠語モザイク無し

Hシーン内訳

  桜

 愛撫、後背位 私服、全裸 主人公部屋

 フェラ、まんぐり挿入(破瓜) 制服、全裸 主人公部屋

 フェラ、放尿、クンニ 全裸 お風呂場

 対面座位(破瓜) 私服 教室

  紅葉

 対面座位(破瓜) 私服 主人公部屋

 愛撫 ジャージ 体育館裏

 69、放尿、背面座位 私服、全裸 脱衣所、お風呂場

  可憐

 愛撫、放尿、後背位(破瓜) 私服 可憐部屋

 69、対面騎乗位

個別ルート感想

  

可憐

 可愛かったです。告白シーンで桜に問い詰めるシーンは見ていてとても痛かったです。親友でもそんなことされたら怒るよな。

 しっかりしている娘の甘え方って上手ですよね。好き。

 最後の駆け落ちは個人的に大好きです。この先必ず苦労すると思いますけど頑張って欲しいって思いました。

 考察サイト見て、可憐が実は主人公と異父兄弟というのはなるほどって思っちゃいました。僕は、主人公が橋の向こう側の生まれだから、部落差別の観点からそれを化け物だと表現したのだと思っていましたが、それにしては過剰に反応しすぎではないかと思っていました。だから、異父兄弟という考察は凄く腑に落ちました。

  

紅葉

 紅葉は共通が一番可愛いと思います。付き合いだしてからのイチャイチャっぷりは正直見るに堪えなかったです(褒めてる)。人前でキスするの無理だし、演劇の舞台でキスするのはドン引きしました。1回のエロシーンでキス多すぎだろって思いました。ちょっとうんざりしました。

 ただ、紅葉ルートが一番無難だったんじゃないかとは思います。綺麗なハッピーエンドだったと思います。可憐ルートでもそうなんですけど、卒業式で桜が桜結びを贈るシーンはじーんときますね。

 紅葉ルートが、この物語でいうところの化け物を綺麗に避けていたルートなのは明らかだと思います。そういう意味では呪いに打ち勝ったルートなのかなと思いました。

 ちなみに紅葉の告白シーン、最初素で気づかなかったです。もう見るからにイチャイチャしていたので、場面が変わって付き合いだしたって言われた時に初めて散髪シーンで告白したんだと気づきました。あれ、告白だったんですね。

  

 一番好きなルートです。桜の国エンドがね。

 無難に卒業して、2年離れてまた再開するノーマルエンドはあんましでした。ただ、2年後の少し髪の伸びた桜ちゃんは可愛かったです。見れて良かった。

 桜ルートの分岐って、桜を受け入れるか拒絶するかで2つに別れます。普通に考えたら、桜を受け入れ続けることで周囲の目にも不審に止まり、世界の窮屈を覚え2人で桜の国に旅立ってしまうと思うじゃないですか。ここであえて桜を拒絶、いや、周囲の目を気にして体裁を保つような選択肢を選び続けることで桜の国に行ってしまう構成が凄いと思いました。

 これは、かえって意識してるってことにもなると思います。また、結局桜の国ルートって主人公の独善的な思考がもたらした結果だとも思います。最後、桜が息絶えてもそれでも走り続ける主人公の姿はまさしくそれだったと思います。

 美しかったです。桜の国エンドは。これまでの桜にまつわる伏線の全てを綺麗に回収して成ったエンディングだったと思います。

 僕は妹ルートの醍醐味は、家族友人世間全てから否定されて、それでも妹と一緒になろうという、苦難の道を突き進む兄妹の姿だと思っています。そしてその先の結末を見届けたいのです。今回の桜の国エンドは見事それを叶えてくれました。

 桜が実妹ではなく義妹だったという設定。これは、血は繋がっていないけどそれでもあんな兄妹になることができる、ある意味血の繋がりを克服したような展開に思えます。あと、周りがほとんど皆血の繋がった兄妹だと思っていて、兄妹2人だけが(紅葉たちも知っていますが)血の繋がっていないことを知ってる故に、そこから意見の背離が起こりあのような結末を辿ったとも思えました。

 そんな桜の設定ですが。ほんとに義妹なのかなとも思います。紅葉ルートのアルバムという回では、それについて疑問を呈することが書かれていました。主人公の母親と、主人公と桜を抱いてる写真が見つかったのです。……謎は深まるばかりです。もしかしたら、まだ薄気味悪い何かがこの世界にはあるのかもしれません。もう少し何か明かしてくれてもいいのにとは思いますよね。

 以上。このゲーム主人公の名前変更可能なので、僕は高坂京介、愛称:京ちゃんにしました。俺妹が大好きで、桐乃が大好きで、京介が一番カッコいい兄主人公だと思っているので。もう京介の歳を越しましたけど、今でも京介には敵わないと思います。あれで高校生ですからね。

 閑話休題

 妹に対しちゃんと向き合っていたさくらむすび良かったです。妹って、やっぱ独特の距離感があります。それは妹とであったり、世間であったり。そういう距離感と向き合い、兄妹ナリの答えを出すエロゲをこれからも出して言って欲しいです。ただ属性に甘えたエロゲ多すぎな。