これは余談ですがプレイ中”ぼくは明日、昨日のきみとデートする”を思い出しました。といっても当時高校生だったので内容については覚えておらず、またあっという間に今作は終わってしまうわけですが……。
春子は本当に少し先の未来からやってきたのでしょうか。僕は否だと思います。
たとえば自分が、産まれついての何かの重病で、どんなに努力しても、長くは生きられない身体だったとする。
しかし自分が死ぬ間際、これまで接点も作れなかった誰かを心の底から救いたいと思ったとき、その感情はもしかしたら虚構の形を取ってこの世界に現れるんじゃないか、と。
この結末を素直に評価することは出来ないな、というのが正直な感想です。
彼女は主人公に呪いを掛けました。しかし主人公はそれでこの世界を好きになりかけているのならば、それに口を挟むのは野暮だと思いました。