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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

月の女、河の天使、神めくとき。 感想

 思ったことを書きます。

 

 

 あとがきでライターさんは、多くの人には理解されない、評価されないだろうと諦めの気持ちはありつつも、分かってくれる方が少しでもいてくれたらいいな、みたいなことをおっしゃっていました。

 残念ながら僕は前者で、理解ができませんでした。万人受けしない内容で、僕はその万人だったわけです。プレイ中ずっと思っていたのは、もし学校生活の中でひだりみたいな女の子がいたら、絶対僕は煙たがっていただろうし、本作でいうSNSでの情報を鵜呑みにして叩く一般人が僕だろうなぁと思っていました。

 輪の中に入ろうと自分を律してカタチに当てはまろうとするのが僕で、そんな僕からしたらひだりは180度違う人種で、彼女が出した答えも僕とはまるっきり考え方が違うわけです。

 しかし自分の個性が仕舞ってある扉があるとして、互いに扉が開きそうになったら互いが鍵になってそっと閉めることで世渡りするような人生よりも、そんな扉を開け放してしまって誰にも理解されなくてもたった一人にだけ分かってもらえる、たった一人だけの神になるような関係性は儚くも尊ぶべきものだと思いました。世の中に理解されたいと足搔くひだりが、彼と出会って自分の本当の気持ちに気づくシーンはとても印象深かったです。

 

 

理解は出来ないし、決して見習いたいともそこから何か得られるものも無かったけれども、唯一つ、ひだりは強い人間だなぁと思いました。

 あと、最後ひだりが出した答えを述べて物語は終わりますが、けして行動は起こさないけれども、行動を起こさないという行動を起こすのも、彼女の強さとらしさが表れていて好きです。