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2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

回顧、来ぬ 感想

 何よりも紗羅紗ちゃんといつきちゃんの関係性が萌えでした。願わくば小学生の頃の無邪気な2人の姿をもっと見たかったです。

 

 

 正直所々消化不良というか理解しきれない部分はありましたが、最後まで楽しくプレイすることができました。ホラーテイストの文体や表現、そして独特な選択肢が最後まで緊張感や没入感を与えていたように思います。

 

 なによりも紗羅紗ちゃんが次第に自分から行動するようになり成長を感じれたのがとても良かったです。最初は賢治郎に言われるがままだったのが、クラスメイトに憑りついた妖怪を払うたびに自我であったり責任感が芽生え、自ら率先して妖怪退治に繰り出したのは、彼女の強さを感じることができて良かったです。

 また、紗羅紗ちゃんといつきちゃんの関係性も萌えで良かったです。2人の絡みは終盤しかがっつりとは出てきませんが、お互いの擦れ違いであったりいじらしさであったり、そして2人の互いを思いやる優しさが存分に描かれていて満足しました。まだお互いが素直であった小学生の頃の2人をもっと見たかったです。無邪気に駆け回る2人の笑顔がなによりも美しかったです。

 独特な選択肢も良かったです。国語の穴埋め問題のような形式で、これのおかげで物語やクラスメイトの心情などが理解しやすかったように思います。本作の3家の関係性やオシラヒメの成り立ちなどの複雑な話も同様に選択肢も交えてくれたらもっと理解しやすかったように思います。

 

 紗羅紗ちゃん・いつきちゃん・賢治郎の3人の家系の昔の話やオシラヒメの話などは正直消化不足というか、いまだにすべて理解できていないです。ここがわかりづらかったので、もう少し丁寧に説明して欲しかったです。終盤になると紗羅紗ちゃんと賢治郎の2人の視点が交互に入れ替わるため、より一層分かりづらいんですよね。あと、終盤に色々詰め込みすぎだとも思いました。土地が生きているとか……。そこらへんをもう少しブラッシュアップしてまとめて欲しかったなぁと。

 あと終盤の戦闘シーンにCGを割いて欲しかったです。クラスメイトとの闘いはCGも使われており臨場感の他にも場面の状況が分かりやすかったですが、終盤は立ち絵のみで戦闘シーンが繰り広げられるのでイマイチでした。むしろクライマックスだからこそCGもふんだんに用いて盛り上げるべきでは……と。

 

 最後の紗羅紗ちゃんの顔が彼女の成長を如実に表現されており、それがなによりも一番嬉しかったです。そこには以前のおどおどしている彼女はおらず、凛々しい彼女しかいませんからね。