google-site-verification=pqlopR_LNZ_-0V0sL1SNwQ1eLwehWgR7ftVIZVxX5ic

2次元感想ブログ

9割エロゲについて思ったことを書く薄っぺらい感想ブログです。

Geminism ~げみにずむ~ 感想

 

 最後までよく分からなかったです。

 

 桔梗と深紅の二人の考え方・想いの対比と、桔梗と淡墨・深紅と月白のそれぞれの会話、カップリングを楽しむ話のように感じました。だから、期待していたナニカが満たされることは無かったです。

 このゲームの異質な点である”しあわせ”という儀式については最後まで明確に説明されませんでした。故にこういう現象だと理解することしかできず、なぜ手足が入れ替わるのか、幻肢とは何かといった理屈のある説明がされないため、そこはモヤりました。

 

 冒頭、深紅がバットで滅多打ちにするシーンが訪れたときは、このゲーム最後までプレイできるかなと不安に思っていましたが、エグいのは最初だけで戦闘シーン? も尻すぼみ的に過激度が弱くなりました。そこもちょっと肩透かしにあったような感じがして残念でした。ただ、これは互いの身体なので傷つけると自分にもデメリットがあると考えると、確かに妥当かなという気もしました。でも、顔は交換しないので顔はもっとエグイ暴力シーンも出来たんじゃないですかね(ゲス顔)

 

 次桔梗ルート。

 これは正直退屈でしたね。淡墨は寡黙なタイプで面白くないですし、桔梗ちゃんもただの駄々っ子ですからね。ただまぁ、姉妹の過去は(桔梗ちゃんが何も知らない幸せな子なのも相まって)上手に伏せられていたので、そこは上手だなと思いました。深紅ちゃん苦労してたんだねウンウンの気持ちになりました。深紅ルートでもそうですが、互いの思い違いや擦れ違いが上手に対比構造となってシナリオに落とし込まれていたのは面白かったです。桔梗ルートで深紅ちゃんが月白と手を繋いでお祭りデートしてるの見た時は、てっきりもうデキてるもんかと思いましたよ。そういう早とちりによる思い違いが棘となって、姉妹を上手に刺激していたのかなと。

 深紅ルートは深紅ちゃん萌えーの一言に尽きます。ていうか、改めて桔梗が姉で深紅が妹なのは解釈違いですね。終盤あんな桔梗のことを想っていた深紅ちゃんが妹ですか……。姉に銃弾2発も撃って確実に仕留めにかかる姉なんて嫌だよ。気配り気遣いが上手だった深紅ちゃんが”しあわせ”の儀式で負けちゃうのは悲しかったです。

 あとやっぱりツンな深紅ちゃんがデレたときは可愛かったですね。これは桔梗ルートでもそうですが、淡墨や月白が女の子に酷いことしそうな悪い見た目をしているのに、むしろ優しいのはギャップがあって面白かったです。なんとなくクラフトワークって男が女に酷いことしそうなゲーム出しそうじゃないですか?(偏見)

 

 桔梗と深紅で考え方にも対比がされているのは面白かったです。桔梗は自分が幸せになるために、深紅は自分以外が幸せになるために、そういう考え方なら肉体の主導権を桔梗が受け取るのも妥当なのかもしれません。深紅ちゃんは一生俺の心の中で生きててほしいですね。

 

 ただまあ、姉妹のストーリーとしてはそこそこ面白かったですが、げみにずむの世界観を描き切れていたかというとそうでは無かったのが残念でした。”しあわせ”の儀式についてや、使っていた刀であったり、世界観により説得力を持たせる説明を描写して欲しかったと思いました。これでは只の突拍子の無い話で終わってしまいますから。